絵はがき(印刷物)のデコ・・転写フィルムを作る
デコパージュと一言で言っても、トランスファコートやホメルシートを使用するとデコパージュに収まりきれないほど沢山のことができます。
厚手の印刷物もカスタムメイド。
いわゆる転写フィルムにすることでどんな印刷ブツもデコパージュ出来てしまう例をお知らせします。
ここでは写真と絵はがきのデコがとても綺麗に出来るので紹介します。
すでに絵ハガキなどはちょくちょく見かけますが、写真もトランスファコートを使うと凄く綺麗に見えます。まずこちらでは絵ハガキという分厚い印刷物を転写してしまいましょうね。
用意するのは絵はがきとトランスファコート、筆。
ちなみにハガキの裏はこんな。
2000年のアルバム発売の時のおまけのハガキだったわ。
★ハガキなど地の厚い紙は、まず先に薄く裂いておいてから以下の行程に入るとよいです。
では。薄く綺麗にトランスファコートを塗布してゆきます。
筆はもっと太い方が綺麗に塗りやすいです。
くるんとまるまってしまってドキッとしますが、大丈夫。落ち着くとまたまっすぐに伸びます。
乾いたら、また上から塗って。
これを複数回繰り返します。今回は5回重ね塗りしましたがもっと塗っても大丈夫。
大切なのは完全に乾かすこと。
一見乾いたように見えても、完全に乾いていなければ、水につけたときにトランスファコートが白濁します。
自然乾燥は季節や湿度によって放置期間も違いますので、必ず確実に乾いてから次の行程に移るように注意して下さい。
さて、5回重ね塗りたあと三日放置して完全に渇いていると判断しまして、水に浸けます。相変わらずクリンとなってドキッとしますが直ぐに戻るので大丈夫。念の為裏にひっくりがえしたりしてしっかり水に濡らします。
その間に貼り付ける方のエコバッグがシワシワなのでアイロンでぴしと。
地を綺麗にしておくと仕上がりも違いますよ。それではそろそろ水からあげて軽く水気を切り、ざっくり前と後ろとに裂きます。
それではまた水に浸けて濡らし、さらに薄くしてゆきます。
今度は先ほどのようにざっくり裂くのではなく、こそげ落とすようにちまちまと。丁寧に少しずつ剥がして下さい。乱暴にやると伸びてしまったり、切れたりします。注意して下さいね。
そして、また水に浸けて、そしてまた裏を剥がして・・
これを丁寧に繰り返し、いよいよ薄くなりました。バッグに貼り付けましょう。大事なところで写真がぶれてごめんなさい。
はい。バッグに貼り付けます。
浮いたところに丁寧にトランスファコートを塗り仕上げましょう。
どうですか? まるで最初からプリントしてあったみたいです。
すごい。お気に入りのバッグの出来上がり。
印刷物は、これとほとんど同じです。どんなものでもこのように貼りつけることが出来てしまうトランスファコート。まるでマジックですね!
みなさんも色んな物に挑戦してみて下さい。