写真のデコ・・転写フィルムにを作る
デコパージュと一言で言っても、トランスファコートやホメルシートを使用するとデコパージュに収まりきれないほど沢山のことができます。
絵はがきのデコに続いて、ここでは写真もとても綺麗に出来るので、そのやり方を紹介しましょう。
すでに絵ハガキなどはちょくちょく見かけますが、写真もトランスファコートを使うと凄く綺麗に見えます。これも写真から、転写フィルムを作るわけです。
まず使用する写真選びです。
大好きでよくドライブに行く江ノ島で撮った写真を使ってみましょう。
江ノ島と言えば偶然にも昨日、東京オリンピックでセイリング会場に決まったとの報道がありました。
おめでとうございますでタイムリーです。
絵はがきと殆ど同じです。
まずは写真にトランスファコートを塗ります。
乾いたら塗り、乾いたら塗り・・5回程度重ねます。
厚塗りでなく、なるべく薄く、回数を多く塗ると表面が綺麗に仕上がります。5回とは言わず、焦らず回数を重ねることをお勧めします。
塗布したトランスファコートを完全に乾燥させます。
完全に乾燥させないと水に入れたときに白濁します。
必ず完全に乾燥させて下さい。
季節や天気、湿度によって異なります。今回は三日間放置して自然乾燥させました。
これをうすいフィルムに剥離する作業にかかりましょう。
水を入れたバットに写真を入れます。
完全に水に濡れても、トランスファコートが全く白濁していないのが分かります。
完全に乾いているからですね。
水に入れた直後は紙がくるりと丸まりますが、これがまたもとに戻ります。裏替えしたりして、しっかりと濡らします。
さて、一旦水からあげて裏を剥がしましょう。
最初は大胆に大きく前面と裏面とに裂いてしまう感じで。
くれぐれも無理をしないように注意です。
さて、もう一度水につけてさらに綺麗に裏を剥がします。
写真の場合は、ハガキや印刷物ほど薄くはなりません。
特殊な紙を使用してるんですね。
細かいカスが出るようになり、最後はつるつる。はい、おしまい。
ただ写真を貼るだけでは芸がないので、模様も入れてみましょう。
ホメルシートを貼った、ペーパーナプキンの残りが丁度よかったので、これをバッグの下にアイロンで貼ります。
写真はトランスファコートを裏にたっぷり塗って、バッグに貼り付けます。
角や端は浮いてしまいやすいので、丁寧にトランスファコートを塗って、抑えて下さい。どうしても上手く着かないときはデコグルーで付けてしまって構いません。
デザイン的にはいいですが、写真は厚みがあるので境目がすこし気になる気がします。
なのでステッカーでフチを飾ってみたいと思います。
ステッカーは裏に糊がついていますが、そのままでは剥がれてしまいますのでデコグルーで貼り付けます。
ステッカーはSTC-33 を使用しました。
ハートの連なっているデザインですが、その残りの方のステッカーを使用しました。
ステッカーには本当に無駄がありません。
こんな感じになりました。
思い出の写真で記念品を作る時におすすめですね。
他にどんなことが出来るでしょうか。
またいろいろ想像が膨らみますね!