UVの差別化〜良いものと普通のもの〜 UVクリスタルへの誤解
レジン・・UVレジンって色んな会社から、いろんなレジンが沢山でています。
ちなみにヂャンティさんの商品は「UVクリスタル」です。「UVレジン」という商品名ではありません。
多くの人は、とくに最近のハンドメイドブームで始められた方はだいたい値段で購入品を決めると思います。
そして、上手く固まったとか、固まらなくてベタつきが残ったとか・・まぁ、そこまでがその商品に対する評価の多くだと思います。
しかし、出来上がった製品について、よく観てみて下さい。
デパートで売っているアクセサリーそのものについてです。
ハンドメイド作品に比べて、透明度が高く美しいのは当然かも知れませんが、そのほか「堅すぎない」というのでしょうか・・それらには衝撃を吸収する柔らかさがあるのです。
ぶつかって、ぱーんと砕け散るのと、ぶつかって衝撃を吸収して割れないのとの違いです。
いわゆるブランド品などはこうした上質の素材を使用していますので、「自前の作品と違うな」と感じるのはこういうことなのです。
レジン作品はハンドメイドと、ブランド品の差が分かりずらいジャンルですので、あまり考えたことがないかもしれませんね。
縫い物なら縫い目を見てすぐに分かってしまうような製品とは違い、レジンアクセサリーは一見差が分かりずらいから、商品の判断基準が冒頭の「値段と手軽に固まるか」といったことに重きを置かれてしまうのではないでしょうか。
そこで生じる問題が、株式会社ヂャンティの「UVクリスタル」に関する誤解です。
UVクリスタルは、こんなにレジンが一般に浸透する前に開発されたプロや職人さん向けの溶剤です。
繰り返しますが、「製品用の素材」だからです。売っている物と同じレベルの物を作りたい、そういう方々の間に販売されてきたプロ向けの素材なのです。
しかし、最近ではレジンと言えば随分一般にお馴染み頂いていますので、使い慣れた方にとっては逆にこちらが使いずらいものとして捉えられてしまうことも少なくありません。
「かたまらない」「ベタつきが残る」という理由から「古いんじゃないか」ひいては「ものが悪い」と思われてしまうとしたらとても残念です。
そこで・・
それでは、ということでいま一般の方が使っている環境に合わせた商品開発をしよう、いうことから発売されたのがUVクリスタルpart2です。
一般でネイルなどにも使われることから汎用されている36Wの照射器。ほとんどのかたはこの照射器なので、それでも問題なく硬化させることが出来て、いままでのクオリティをおとさないもの。そこに大きく拘り、開発時間を経て、発売されました。
だから、他のレジンとはちょっと違うのです。一般的な使い方をされる方は、こちらのpart2をお買い求め下さい。
商品を買う基準・理由は常に買う人よって違います。
そのものの値段は高いからといって「ぼったくってる」のではなく、制作側がどれだけ手をかけて作ったかということはもちろん、それなりの品質の違いがあります。
一番の選択基準が価格なのか、品質なのか、使いやすさなのか・・違いがそれほどわからないなら、別に高い物を買う必要も無く、こちらもまたお薦めいたしません。
ご自身の必要なものをご選択下さい。
ただし、商品の性質を誤解され、粗悪品のように思われるのは大変残念ですので、これからも質問には柔軟にお答えし情報を公開していきたいと思います。