サイドテーブルをリフォーム ライスペーパー編
脚が邪魔にならないテーブルは大変重宝致します。 そんなわけで、この1本脚のテーブルも長年愛用しています。
テーブルの天板を代えて、その都度都合の良いサイズにして使用していましたが、今回もまた東急ハンズで板を購入してリフォームしました。
ところがこれ、安価なものだたから悪かったようで、濡れたものを置くとふやけてしまって凸凹になってしまいました。 なので、この表面ごとコートしてしまうことにしました。
今度はペーパーナプキンより厚手のライスペーパーを使用し、リフォームに挑戦しました。
用意
テーブル 面45×60cm
ライスペーパー DFS095、DFS288、DFS192LG。
トランスファコート
Topcoat
その筆としてTD832 平ハケ(小)やDZ310コーティング筆 10号(幅約30mm)など。
はさみ
ハサミは粗切り用に刃の長いものを、切り出したものを正確に切り出すために小回りの効く、切れのよい小さいハサミを用意すると作業が綺麗に早く出来ます。
さて、ライスペーパーですが、ペーパーナプキンに比べると紙が厚めなので切るのも、貼るのも、トップコートを塗るのも、扱いが楽です。
ただし、紙が厚いぶん、やはり段差が目立ちます。 この段差を消すためには、何度も何度もトップコートかボレアをかける必要があります。
今回はトップコートのほうで作業してみようと思います。
いずれボレアの物も作って比較をしてみたいと思います。
Topcoatは何度も何度もかけるますので、大きい瓶で用意しました。
何層かけて、いったいどれほどの量必要なのでしょうか。
1日目
使うパーツは全部切りぬきました。なんだか盛りだくさんですがこれもヨシとしよう。 さぁ、これを机に貼り付けるためトランスファコートを使います。
板は白木と違い加工済みの面を使用する為、水分を吸いません。なので滑ってちょっと貼りづらいです。トランスファコートで貼り付けるか、
必要があればデコグルー(現在はライスペパーにはデコグルーpart2がお薦めです)などで接着するのもいいのですね。※商品ページのリンクは文末に
上からトップコートをかけましょう。
全体に一度塗り終わりました。
本日は黒いサイドテーブルと2台に塗ったわけですが、
すでに100mlぐらい既に使ってあったトップコートが、本日でこれだけになりました。
2日目
昨日の上にトップコートを重ねます。 まだ、紙にまだ直接触れます。ここにトップコートを重ねて透明の層を作ります。
トップコートは紫色にみえますが乾くと透明になります。これを薄く伸ばします。なるべく薄く塗ることが綺麗に仕上がるコツです。
でも、短気な私は厚めに塗る。ちょっと荒っぽいやり方。私はすでに家具をハンドメイドしていますので、その要領でちょっと大胆にやっちゃいます。
机の縁が白くなってる・・塗りすぎカナ?・・ こんなに塗るとどうなるのか心配でしたが、実験したい気持ちもありガンガンやっちゃいましょう。
一変に厚く塗って、サンドペーパーをかけて平にすることを考えています。
半日放置。泡も目立たず、随分キレイに出来上がっています。乾きが早いことが何より驚きです。
思い切りやったせいでかなり減りましたけど。でもすごく仕上がりがキレイなので驚きます。
3日目
翌朝
まだまだ厚く掛けちゃってみようと思い、加速は止まらず。厚塗りで責めます。 随分表面がブツブツになって見えますが・・
夜にはすっかり乾燥。
やっぱりきれい。なので、ますます塗り追加しました。
だけど大変。ここでライスペーパーの色が落ちたようで、ピンクににじんでいることに気が付きました。これにはビックリ。
ちょっと乱暴だったようで、ライスペーパーの色落ちが出てしまいました。
もっと丁寧にやらないといけなかったと反省。
どんどん減るTopcoat あまり違いがわからない写真ですみません。
ひとまず乾かそう・・・
4日目
とても雑で凡庸な感じなので、ここらでびしっと心入れ替えます。
厚みも結構出てきましたので緊急ヤスリがけ。
紙やすりで一度、塗ったトップコートの表面を整えます。
#320以上を使います。
5日目
6日目
随分キレイに仕上がりました。
これぐらいになると、だんだん場所によってはペーパーの厚みがわからないくらいまで、トップコートがかかっています。
もうひとふんばりでしょうか。
がんばってトップコートをひとかけ。
6日目 2度目
結構ラストスパートで厚塗りしてみました。
泡っぽくなっているところを敢えて残して、コレがどうなるのか、
明日出来上がりをみてみましょう。
7日目
夕べの泡は全然気にならないですね。
もはや紙の厚さがでないほどキレイにコートできました。
さすがトップコート。すごく仕上がりがなめらかです。
あまりの美しさに泣きそう。
さて、トップコートの総使用料は250mlぐらい?
もう少し使ったかな・・
ここまででやってきて最後に思うことは「トップコートがかなり使いやすい」ということ。
泡になりにくく、粘度があまりないのでさらっとしています。だからムラにならずに綺麗な表面を作ることが出来ると思います。
そして乾燥もかなり早いです。
匂いも比較的少ないので室内の作業も苦になりませんでした。
今までワシン(和信ペイント)(のウレタン塗料で家具をいくつか作ってきましたが、このヂャンティさんオリジナルTopcoatは大変扱いやすく、性質が良いと感じました。
そして肝心な出来上がりですが、これが素晴らしいです。
硬さがありますので、丈夫です。
しかし、しっとりとした硬さというのかな・・透明度も非常に高く、個人的には高級家具の表面に似た仕上がりだと思います。
実際にテーブルとして使用してみましたところ、ちょっと熱い鍋の裏はやばいかなぁ・・?と思いながら温度の高めな鍋をおいたり、熱湯の入った珈琲カップをおいてみなりしていますが今のところまった変化無しの美しい仕上がり!
とにかく美しい仕上がりはプロ仕様です。
さて。
今後これに一工夫したいと思いますので
続きはまた次回。
お楽しみに
追記
乾いてからの実用に回ったこの机。
思いの外物を描くときの書き心地が良い!!トップコートの硬さが絶妙です。
ボールペンでも鉛筆でも・・物書きさんには特に一押しです。
気持ちよく手書きでものを書きたいと思っている人、是非どうぞ。
その後の使用感はこちら
→ 「TOPCOATの仕上がり その後状態はキープされているのか」
今回使用したもの
・トランスファコート
・デコグルー
・デコグルーpart2
・ライスペーパー DFS095、DFS288、DFS192LGなど
・筆、はさみなどのハンドメイドの道具
TD832 平ハケ(小)やDZ310コーティング筆 10号(幅約30mm)