2013年型6299/2N(取扱終了・旧モデル)
EL-6050、6299/2NあるいはD-51,STD51となどとも呼ばれ、長く親しまれたアリエッテ(アリエーテ、アリエテなどとも呼ばれたイタリアAriete社。以下アリエテ)ボイラー内蔵のパワースチーマ−。日本ではデロンギから発売されていたモデルが2011年に販売終了になり、はや2年がたちました。
それがいよいよ、細かな変更点が加えられ再び戻って参りました。
ゴムのグリップは、手の小さい日本人にとって持ち手は太くて握りにくいのでは?、という意見が最初はありましたが、実は使ってみると「熱くなっても大丈夫」「滑りにくい」ということで、ゴムグリップはついたまま(ということは大きさはデロンギモデルと全く同じ大きさになります)、デロンギモデルを踏襲。
ボディのプリントと温度調節段階がデロンギ以前のモデルに復刻というハイブリットなモデルとなりました。
前回のデロンギモデルと、ボディの
大きさは全く同じということになります。
グリップの無い旧モデルと現行モデルを比較される場合はこちらのデロンギアイロンページをご参照下さい。
特 徴 強力スチーム
内蔵ボイラーの吹き出すパワフルな蒸気・上質なきめの細かさ・量の豊かさ・・
そのスチームの魅力は、上質なきめの細かいスチームがムラになることなく大量に出ることです。そのスチームは生地を傷めず、しっかりとしたプレスをしてくれます。
大量の蒸気ながら生地をぬらすことなく、ピッシっと仕上がることには驚かされます。プロ並みの強力スチームをもとめていらっしゃる方には是非お勧めします。
たとえば、サイズをお直しして丈つめをする時、自分で直したのではお店で直して貰うのと比べてどうもピシッと感が違います。
これがプロとの違いなのかと思っていましたが、このスチームアイロンならプロに直して貰ったのと同じようにピシッと仕上がります。またニット制作者にとって、仕上げの成形になくてはならない蒸気。まさに最適、これ以外にはないと、長くご愛用をいただいています。
家庭の洗濯物へのアイロン掛けでも同様です。パワフルなのでアイロン掛けの時間も短くなり、特に週末まとめてかけるという人にとっては救世主。一度使ったらもう手放せません。クリーニング屋さんへの足も遠のいてしまいますよ。
アリエテの特許技術ですので、モデルは変わってもパワフルスチームは変わりません。左はデロンギ発売モデル6299、右はアリエテ・スカンジラクスのスチームです。
仕組み 業務用と同じ加圧式ボイラーを内蔵
通常の家庭用アイロンの場合多くが「滴下式」という、水を熱した鉄板に落として蒸気を発生させる方式を採用しています。
図1
図2
一方加圧式(図2)はスチームは本体内のボイラーで沸騰させることにより蒸留されて出ますので、圧力鍋のように蒸気が噴出します。圧倒的なスチームの量は、一部の業務用を除く家庭用滴下式アイロンでは比較になりません。
左の写真は実際にスチームを出した写真です。
この驚異的にパワフルなスチームの量は家庭用のアイロンでは決して真似できません。実際にご覧いただければその強いスチーム力にきっと驚かれる事でしょう。
以前はNGだった吊し掛けも出来るようになりました。 |
難しい設定はありません・・使い方は簡単
ただし、たった2つだけお願いがあります
1 ご使用後は 必ず残った水を捨てて下さい。
2 使用中アイロンを置くときは必ずゴムマットの上に垂直ではなく水平に置いて下さい。
それだけお約束頂ければ、プロユースとはいえ使用法はとくに難しいことはなく、家庭用アイロンとしてお気軽にご使用頂けます。
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←温度調整のパイロットランプが消えたら蒸気の準備はOKです。入電後からランプが消えるまで約4分から5分ほど。
決して早いとは言えませんが、注入された水はヤカンのように釜の中で沸かされます。その為滴下式のアイロンよりもすこし時間がかかりると感じるかも知れません。
point!
アイロン掛けの最中に、パイロットランプが付いてしまってもそれなりの蒸気は出ますし、続けてアイロン掛けをすることは可能です。パイロットランプはボイラー内の温度を調整するため、消点灯を繰り返します。パイロットランプ点灯中でもアイロンが掛けられなくなるという意味ではありません
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秀逸なのはパワフルさだけではありません
プロユースな理由・・・それは信頼感と自由度の高さ
だからユーザーの使用方法に合わせた設定が可能なのです
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温度調整ダイヤル
温度調整は6段階だったデロンギモデルと異なり、9段階方式、旧タイプの仕様に戻りました。長く使っているユーザー様にはおなじみの方式で安心感があります。
温度指示はボディに書かれたとおり。
このダイヤルはメモリ式ではなく無段階ですので、正確に数値を適用するという程厳密なものではありません。
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注水栓の注意書きも日本語表記となり、日本向け製品であることがわかります.
スチーム量調整ダイアル
中心の白いボタンがショットボタン。押すとスチームが吹き出し、押している間はスチームが噴出し続けます。周囲のグレーのダイアルでは、蒸気を出しっぱなしにすることができ、そのスチーム量の調整をします。ダイヤルは0の状態でスチームが止まりドライアイロンとして使用出来ます。ダイヤルを開放するに従い噴出する蒸気量が増え、スチームの量が選べます。
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前回から新たに採用されたセラミックコーティングの掛け面を踏襲しつつ、デザインが変わりました。。
のりなど、こびり付きやすい小物の製作にはお手入れが便利になりますね。
スチームを行き渡らせる5本のスリットと3つのスチーム孔で、洋服をパリッと仕上げるパワーは健在です。
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最大噴出量が多いだけでなく、スチーム量を選べるのは
このアイロンの最大の特徴です。
1回の注水量は200ml。付属の計量カップを使用して下さい。最長10分の連続スチームが可能とのことですが、弊社テストでは12分。(12分間、最大量の蒸気が一定に出続けるわけではありません。内部圧力の増低に伴いスチーム量も増減します。)
水を入れすぎるとスチーム噴出時にぼたぼたたれます。また、注水時に水を溢れさせたりこぼすと、ケース外から入り込んだ水が加熱後蒸気となり火傷の原因となります。注水の際、こぼれた水でアイロンを濡らさないように丁寧に水を入れるようご注意下さい。
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