ホメルシートとトラスファコート デコるのにどっちつかう?
Contents
1 トランスファコートでできること。
転写フィルムを作れるのが一番の強み。そして、ケマージュと同じ使い方が出来ます。
従来よりケマージュなどで行っていたデコパージュ・・ペーパーナプキンを、グッズなどの対象物に筆を用いて貼り付けることもできます。
2 一方ホメルシートはアイロン熱着です。
一度ペーパーにホメルシートを熱着させて、裏面の剥離師を剥がして、対象物にまたアイロンで接着する。
両面テープのようなものです。
ペーパーナプキンにおいては、
ホメルシートを貼ったあと、細かいカットをするので、細かい細工も正確で簡単に切り抜くことが可能なのです。
このサンプルをよーく見て下さい。
綺麗に絵だけが切り抜かれていますね。
液体でやるように、三枚に剥いだ薄いペーパーナプキンでしたら、こんなに細かくカットすることができません。
逆に切ってから剥がそうと思っても、こんなに細かい物上手く剥がすことができません。
かりに細かくカット出来たとして、液体だとこれを綺麗に貼り付けるのがまた大変でした。
これもこのように細かく切り出して貼るのは、液体では至難の業です。
しかし、ご覧お通りホメルシートは非常に美しく綺麗に、細かい物も貼れるのでデコパージュの限界を軽く超えてしまった感じです。
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3 ただし、
ホメルシートはアイロンを使用するため、小さなお子さんにはアイロンは危険ですので、小さな子の工作にはトランスファコートを使用したほうが良さそうですね。
4 仕上げの強度ですが。
ペーパーナプキン自体が擦ればすり切れる物ですから、ホメルシート仕上げだとそのままなので擦れや水に弱いです。
その弱点は、トランスファコートを塗布することでカバーできます。
もし、ホメルシートで仕上げたならば、上からトランスファコートでカバーすればいいのです。
一長一短があり一言でどちらがいいとはいえないかんじ。
両方が力を合わせた方がいいようですね。
5 そこでトップコートとトランスファーコートの比較
トランスファーコートはベタ付きがあるというか、もっさりした感じ(ケマージュと大変似ていますので)がありますので、
トランスファコートに替わり、Topコートでを、うわ掛けに使用すること ”も” おすすめします。
トランスファコートとはちがってさらっと仕上がります。
つや消し・艶出し、両タイプがあります。仕上げという意味だけでしたらトップコートはおすすめかもしれません。
トップコートは、塗りの厚さで艶を調整できます。
薄ければ限りなくマットに、厚ければビニールコートのように仕上がります。
ただし!
トランスファコートにくらべてトップコートの方が水っぽいので、インクの溶けるタイプのものに塗布すると滲んでしまいます。
家庭用のコピーやプリンターのものに使用する際はトランスファコートの方が絶対にお勧めです。
←インクが滲んでしまったトップコート
↓こちらはトランスファコートの上掛け。厚塗りにみえますね。
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6 では、トランスファコートは他の類似品と比べてどうなの?
と、なったとき。
価格は確かにいろいろあるものの中では安い物ではありません。
しかし、出来ることの多さと扱いやすさ、美しさを考えるとそれなりの価格だと感じます。
別会社の同様の溶剤に比べてさらっとしているので、塗布しやすく、布への染み込みも早いです。なので、作業はしやすいです。
分かりやすく反射させて撮影しました。
左が薄塗り、右が厚塗り(1回)です。
なにより、何にでも使えるという点で、やはり一度トランスファコートを使ってしまうと、これ以外に使う気にはなれないですね。
以上とりとめもなく沢山書いてしまいましたが、おわかりになりましたでしょうか?