ModPodgeとトランスファコート2  〜使用感


早速ですがデコパージュというのはペーパーナプキンをいろんなところにセンス良く貼り付けるハンドメイドです。

石鹸だけでなく、木製のトレーや小物入れなどに貼り付けたり。身の回りの品に工夫を加えて、生活を少しだけ豊かにするオリジナルなオシャレなわけです。

ペーパーナプキンは2重か3重になっていますので、一番上の一枚だけを転写液と言われる薬剤で貼り付け、同時に上掛けをしてコーティングまで行います。

この時、紙はなるべくうすいほうが、貼り付けた感がなく綺麗に仕上がります。

しかしペーパーナプキンを貼るだけならあ、多分どの液を使っても同じゃないかと思うので、今回は自分でプリントアウトした物をクラッシックタイプの「モッドポッジ−マットタイプ」と「トランスファコート」で使用感の比較をしてみたいと思います。

 

モッドポッジでダースベーダーをトランスファコートで奈良美智さんのかわいい子をスキャンしてプリントアウトしか紙に実験します。当然このままでは濡らしたら滲んでしまうという状態の紙を使用します。

 

ダースベーダーでModPdgeマット
モッドポッジはドロッと濃いみたいで筆致が出やすいです。

写真 2014-06-09 20 27 12

木工用ボンドを伸ばしたみたいにあまりに白いのでびっくり。アメリカンは大雑把だなぁ、と感心しつつ。厚めに塗りたぐる。

写真 2014-06-14 0 04 08
念の為一度乾いてからもう一度2度塗りしました。マットタイプなのですが結構光ってますね。なるべく筆跡をお見せできるように写真をとりました。

 

奈良美智さんのかわいい子でトランスファコート
トランスファコートはもっとさらっとしているので、薄付きになります。筆跡もサコほどより目立ちませんが薄く塗れるようですので、3,4回 乾いてから塗りを繰り返します。もっと塗った方がいいかもだけど、実験なのでこれも二度塗りで。

写真 2014-06-14 15 43 18写真 2014-06-14 14 16 05表面がそれほど凸凹しません

 

 

fude

 

★トランスファもモトポジも水性です。

筆は使用後すぐに水で根本まで綺麗に洗ってあげて下さいね。!

 

 

 

さて、ペーパーナプキンのように薄くするために、水に浸し液を塗った表面だけを剥離します。薄紙を作るわけです。液を数回塗った後に、確実に乾かすため数日おきます。かならず確実に乾かすことが必要です。

 

さて、数日放置後

モドポジ塗布紙を水に投入してみます。これは1週間ぐらいしたものです。

まず、ダースベーダー。
ものの数分で塗った部分が白くなり慌てる。水中の図↓

写真 2014-06-14 0 15 50

本当にはもうすこし漬け込みたかったのですが、厚紙でもないしもう剥離することは可能であろうと、判断して紙に充分水が染み渡った程度で水からだしてうらの紙を剥離。

写真 2014-06-14 0 21 35

それにしてもモッドポッジを塗った部分が心許なくゆるゆるのびのびして、迂闊に触ると裂けてしまいそう。

実際にのびで形が歪んでしまいます。
しかたないので、机において裏をこそげ落とす感じでまぁ、こんなもんか・・

写真 2014-06-14 0 24 45

写真 2014-06-14 0 27 07

「こんな白くても乾けばちゃんと元に戻るのかな・・失敗じゃないかなぁ・・」と思いつつ、このまま放置するととけた液でテーブルにくっついてしまいそうなので、コワイからラップの上で一晩。

じゃん。どうやら元通りみたい?

写真 2014-06-14 12 04 42

 

一方トランスファコート。

写真 2014-06-14 15 58 25

写真 2014-06-14 16 28 33←水中の図
こちらはもう水に入れても大丈夫。まったく変質せず紙の部分だけふやけていきます。液はすっかり硬化してます。
質感を説明するのは難しいんだけど・・爪みたいな感じ?とでもいえばいいかなぁ・・

 

写真 2014-06-14 16 29 11

水から上げて水分を切る。
全然とけてないので、ティッシュで拭いてもくっつきません。ModPodgeとは随分違うところです。

水に濡らす時間は、紙の厚みによって変わりますが、まぁそこらへんは適当に、適時水から上げて裏の紙を剥がして下さい。

 

写真 2014-06-14 19 10 06  写真 2014-06-14 19 10 11 写真 2014-06-14 19 10 17 写真 2014-06-14 19 10 41 写真 2014-06-14 19 13 07写真 2014-06-14 19 14 54

ようするに紙を薄くして表面の印刷された面だけを残し、プリントされたフィルムを作るイメージです。

トランスファコートも、この段階にくると少しテロテロしてきます。

うまくできましたが、周りが汚いので綺麗にカット。

写真 2014-06-14 19 19 58できました。でも薄くしすぎてしまったみたい・・剥がしすぎないように注意が必要ですね。

このままもう、すぐに素材に貼り付けられます。

 

 

 結果

ダースベーダーはビニールテープみたいに頑丈にでき上がっていて、昨日の濡らした状態はなんなんだと思うほど。
でも濡らすと溶けたようになって相当格闘しただけあって、仕上がりはけっこう歪んでしまいました。綺麗とはちょっと言いがたい感じだけど、これを素材に貼る漬けると綺麗になるのでしょうか。
表面の筆の跡も目立ちます。

頑丈そうだし金額的には安いし、いいんだけど繊細な表現には難しいのではないかと・・

一方
かわいい子の方は、昨日の状態から変わりなく出来上がってます。
こちらは一晩待たずとも、そのままもう素材に貼り付けても大丈夫だと思います。

やはりヂャンティオリジナル商品、私はこちらが一押しです。

 

いずれにしても、裏を剥がすときには剥きすぎないように注意が必要ですね。

 

++++

写真 2014-06-14 15 58 14ちなみに、このあともう一回、ダースベーダーを水につけるとどうなるかとふと思い、またひたしてみましたら途端に夕べと同じ状態。

 

白くてゆるゆるのびのびになりましたので、早々に水から上げまたラップで乾燥です。これはやはり洗濯にも向きませんね。

 

トランスファのほうは例えば上履きでも、あまりごしごしするのでなければ洗っても大丈夫と言われてます(注;自分のはもったいなから実験に使えないので、あくまで伝聞です。)

 

また、お菓子の箱(硬紙)に印刷されたキャラクターを、トランスファコートで切り出しました。かなり厚みのある紙でもまったく違和感なく作れます。
子供の学校の持ち物などにちょこっと付けてあげたりして。
喜びましたよ。

 

どんなもので挑戦したのか、徐々にレポートを増やしていきたいと思います。
どうぞお楽しみに(^_^)

 

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